※ スキーひとり旅 にも実際に歩いた情報があります、ご覧ください
今週(2016年1月12日)になってやっと蔵王のすべてのゲレンデが滑走可能になった。
12月29日 昼
昼食はジュピアでラーメンを食べることにした。蔵王温泉街には、蕎麦とかジンギスカン(蔵王には以前、羊の牧場があったそうで、今でも蔵王の名物のひとつ)とか様々な店がある。ゲレンデのあちこちにも、洋食、和食、中華、カレー、ラーメン、韓国料理まで昼食を食べる場所が点在している。
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ユートピアゲレンデ、ロープウェイ樹氷高原駅近くのとどまつヒュッテ |
通常のスキー場のように、麓のスキーハウスとゴンドラの頂上駅にレストラン、それに中腹にカフェっぽいのが1件と言うのとは違う。 蔵王では、ゲレンデの中に、ホテル併設では無いレストランが、レストラン黒姫、レストラン大森、ベルベル中央、レストハウス102、レストハウスダイヤモンド、とどまつヒュッテ、韓国料理サンパル、パノラマとあり、ゲレンデの回り、ホテルなどで昼食を食べられる場所も含めたら数え切れない。
滑りながら、昼飯に何処の何を食べようか、その為にはコースをどう選ぼうか考えるのも蔵王の楽しみの一つ。けれど、それもゲレンデを自由に移動できるようになってからの話。
ジュピアには2つのレストランと軽食コーナーがある。3階の”からから”にあるラーメン、メニューは味噌ラーメン、辛みそラーメン、とトッピング数種、ほかに醤油ラーメンとか塩ラーメンとかあったのかもしれないが覚えていない。”からから”と言う名前は、場所の名前らしく、ラーメン店の名前は蔵王(くらおう)とか出ていた気がする。どうも、だいぶ腹が減っていたらしくちゃんと見ていない。それと、嫁が「もう嫌、午後は滑らない」とか言いそうなのが気になって、さっさと暖かいものを食べさせて機嫌をとるのに集中していたせいだ。幸い、ここのラーメンは嫁が好きそうなラーメン、値段も町の中の通常ラーメン店と変わらない、看板の写真も旨そう、そして、なにより、雪のスキー場で冷えた体にはたまらない。注文には10人以上が列を作っていた。やっと注文を済ませたが、ラーメンの受け取るまで15分ほどかかる。
ふと隣のテーブルを見ると、カップルがイチゴ、ブルーべりー、ラズベリーがちりばめられたクレープを食べている。
15分ただ待つよりはと、4階のクレープ屋に行く。クレープ屋も混んでおり、「出来上がったら席までもって行きます」と言われる。5分ほどで届いた。 1つ400円、これは安い。嫁は、「これからラーメンを食べるのに、何でそんなもの買うの!」と言う。”私もそう思うよ、何とか機嫌よく午後もスキーをさせようと言う思いは、分からんだろうなぁ”と、もちろん心の中でつぶやいた。
娘はは喜んでクレープを食べ、嫁はそれを横からつついているうちにラーメンの受け取りの順番が来た。
残ったクレープは、ラーメンのあと私のデザートになった、結構美味しかった!
ラーメンは、見た目だけでなく、食べても満足できる味だった。街中の有名ラーメン店にも引けをとらないと言えば言い過ぎかも知れないが、十分なコストパフォーマンスだと思う。
普段小食な、娘の食いっぷりが何よりの証拠。
午後はまた3人ともスキースクール。聞けば、娘はインストラクターと1対1だったらしい、午前中のうちに3回リフトに乗ったと喜んでいる。肝心の嫁も、1回リフトに乗ったらしい、まあ、お決まりでリフトの降り口で転んだそうだが、嫁は4人のグループで午前のレッスン受けたそうだが、全員が中国人だったそうで(嫁も、実は中国籍)「中国人同士でよかった?話した?」とたずねると、「日本語で話していたから、私のことは中国人とは思わなかったでしょ」、嫁はもう日本に住んで10年を超えているし、まあ、中国人同士ではそんな物なんだろう、確かに私も、アメリカ辺りで、アジア系の人間が英語だけで話していたら、日本人とは思わないだろう。でもね、インストラクターにはばれていると思うよ・・・
それにしても、年々蔵王も外国人が多くなる。私は、外国人が増えることは歓迎すべきことだと思う。こんな暖冬小雪の冬は、周りのスキー場が滑れないおかげで蔵王は混むけれど、普段のシーズンの、それも平日は閑散としている。宿も平日は空きが多い。日本人は年末年始と週末に集中する。
その点、外国からの旅行客は週末平日を問わない。平日に外国からの旅行客に沢山来てもらえれば、こんな良いことは無い。それに、2018年には、韓国 ピョンチャンで冬季オリンピック、2022年は北京でも冬季オリンピック、今こそチャンスだと言える。嫁の出身も中国の北の方だが、雪は積らない、こんなに雪が積るのは日本特有のことらしい、スキー場の数、温泉の数は世界有数、日本に来て、スキー、温泉、雪を見ながらの露天風呂、それに樹氷と揃えばそれ以上望むものはない。
ともあれ、食事を済ませ支度をしなおしてゲレンデへ戻った。しかし気がつくと、嫁が見当たらない、娘に尋ねると「ママはぁ 午後は滑らないって言ってたよ。」と言う。いやぁ努力も道具も水の泡かとおもっていると、嫁が支度を整えて出てきた。余計なことは言わず、精一杯の笑顔で、「午後もがんばってね」と言って、自分のグループの集合場所へ向かった。