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2016年1月16日土曜日

スキー旅行(山形蔵王) 午後もスクール

※ スキーひとり旅 にも実際に歩いた情報があります、ご覧ください 

来週いよいよ最強の寒波が来る!! これで、白馬も前面滑走になるか!

12月29日 午後


午後も同じグループでのレッスン、体も慣れてきてターンもスムーズになってきた、午前と同じにサブバーン、ハーネンカムン中心の練習が続く、ただ、午前中のレッスンと違うのは、基本パラレルで滑ること、一度に滑る距離も長く、前に滑った人が終わるのを待たずに、2,3ターンの間隔での練習が多い、練習の間もトレイン(インストラクターを先頭に一列になって)で移動する。
合間には、片足で滑る、重心の移動を極端に内側する、外側にする、など色々なことをさせられる。中でも今まで経験が無かったのは、逆プルークボーゲン。
普通ボーゲンは、前方(つま先側)を閉じ、後方(かかと側)を開く、両方のスキーの内エッジでコントロールする、それを逆にして、前方を開き、後方を閉じる。過去に、滑っていていて、こんな格好になったことがある。しかしそれは、初心者のころか、もしくは滑走中に体重移動を間違えたときで、その後は間違いなく破綻して、顔面から突っ込んでいる。
そして使うエッジは外エッジ、内エッジを効かせたらすぐに股裂き状態になる。普段は主体的に使わない、両方の外エッジを微妙にコントロールしなければならない。スキーのことを思えば、普段の生活でも、外股(ガニマタ)にならないように気をつけている。上手には出来なかった。しかし、考えてみると、ターン中に内エッジばかり使うから、次のターンにスムーズに移れずタイミングが遅れる。ターンの中盤からは積極的に外エッジを踏み、切り替えていくことがたぶん必要で、その辺が出来ていないのが中々上級者になれない原因だろう。こういう練習は、スクールでないと教えてもらえない。
午後のスクールも終わり近くなったころ、インストラクターが今日のレッスンの感想を尋ねた、参加者それぞれ、感想を短く話した。私も、板の中心に重心置き、足首を意識してターンをすることができて、だいぶスムーズな動きが出来るようになったことを伝えた。最後にインストラクターが「朝、滑りを見たときは、どうなる事かと思いましたが、今日の皆さんは、素直に言うことを聞いて頂けて朝に見たときとはまったく別の滑りになっています。」と褒めてくれた。朝は、9ヶ月ぶりの雪の上でもあるし、どうなる事かと言うのは本気にしても、後の褒め言葉の3割は営業かなとも思うが、自分でもスムーズにターンが切れているのは感じられる。最後は、全員でトレイン(一列になって)を組んで、ジュピアの前に滑り込んだ。トレインも最初のころは、バラバラのシュプールで滑っていたが、最後は前に滑る人のシュプールを、トレースできるようになっている。この最後のトレインはインストラクターにとっても、一日の成果の見せ所なのだろう、結構な距離をスピードを上げて滑り込んだ。
翌日 菖蒲沼ゲレンデを滑る嫁と娘
ジュピアの前に、嫁がいた。殊の外、嫁の表情が明るい。午後の様子を尋ねると、午後はインストラクターと1対1、それこそ手取り足取り、リフトの乗り降りにはささえられて、教えてもらったと言う。おかげで、上ノ台ゲレンデを3,4往復は滑り、リフトも乗れるようになったと言う。まあ、午前の様子が芳しくなかったので、スキー学校の計らいと言うか、初心者が一日スクールをうけたら、必ずリフトの乗り降りと、ゲレンデ1枚の滑走は出来るようにする、と言うスキー学校の意地かもしれないが。いずれにしても、あんなに嫌がっていた嫁が、少しでも滑れるようになり、喜んでいるのだから、スキー学校に対しては感謝しかない。
娘はと嫁に尋ね、した先を見ると、リフト待ちの列の中いる。
「もっと滑るんだって」と事も無げに言う。あわてて娘の並んでいる横に行き、大丈夫なのと尋ねたら、これまた平気な顔で、「リフトも1人で乗ったよ、もう何回も」と言う。とりあえず、娘と一緒にリフトに乗る。気がつくとストックを持っていない、ストックは?と聞くと、「邪魔だからおいてきた、練習のときも使わなかった」と言う。確かに、スキーはストックで滑るものではない、滑っている最中に意識したり使いすぎるとろくなことは無い、ストックワークなど上級者の話で、中級者以下は、平地の移動とか、登り坂、転んだ時とビンディングをはずす時に必要なだけだ、リフトを降りるときなどは下手に使うと怪我の元になる。滑るときには、板と体に集中したほうが良い。滑るときに不要なのは、スノボにストックが無いことでも分かる。なるほど、子供に覚えさせるにはそうするのかと感心した。
娘はスイスイとリフトをおり、スイスイと滑っていく。さらに、2往復上ノ台ゲレンデを滑った。娘の午後のレッスンは、1人同年代の子供が加わり、インストラクター1人に生徒が2人だったそうだ。
結局、嫁は半日、娘は一日、プライベートレッスン並みの待遇を受けたことになる。
他のスキースクールがどうかは分からないが、蔵王スキー学校を選んだことは間違っていなかった。

2016年1月15日金曜日

スキー旅行(山形蔵王) ジュピアで昼飯

※ スキーひとり旅 にも実際に歩いた情報があります、ご覧ください

 今週(2016年1月12日)になってやっと蔵王のすべてのゲレンデが滑走可能になった。

12月29日 昼

昼食はジュピアでラーメンを食べることにした。蔵王温泉街には、蕎麦とかジンギスカン(蔵王には以前、羊の牧場があったそうで、今でも蔵王の名物のひとつ)とか様々な店がある。ゲレンデのあちこちにも、洋食、和食、中華、カレー、ラーメン、韓国料理まで昼食を食べる場所が点在している。
ユートピアゲレンデ、ロープウェイ樹氷高原駅近くのとどまつヒュッテ
通常のスキー場のように、麓のスキーハウスとゴンドラの頂上駅にレストラン、それに中腹にカフェっぽいのが1件と言うのとは違う。 蔵王では、ゲレンデの中に、ホテル併設では無いレストランが、レストラン黒姫、レストラン大森、ベルベル中央、レストハウス102、レストハウスダイヤモンド、とどまつヒュッテ、韓国料理サンパル、パノラマとあり、ゲレンデの回り、ホテルなどで昼食を食べられる場所も含めたら数え切れない。
滑りながら、昼飯に何処の何を食べようか、その為にはコースをどう選ぼうか考えるのも蔵王の楽しみの一つ。けれど、それもゲレンデを自由に移動できるようになってからの話。
ジュピアには2つのレストランと軽食コーナーがある。3階の”からから”にあるラーメン、メニューは味噌ラーメン、辛みそラーメン、とトッピング数種、ほかに醤油ラーメンとか塩ラーメンとかあったのかもしれないが覚えていない。”からから”と言う名前は、場所の名前らしく、ラーメン店の名前は蔵王(くらおう)とか出ていた気がする。どうも、だいぶ腹が減っていたらしくちゃんと見ていない。それと、嫁が「もう嫌、午後は滑らない」とか言いそうなのが気になって、さっさと暖かいものを食べさせて機嫌をとるのに集中していたせいだ。幸い、ここのラーメンは嫁が好きそうなラーメン、値段も町の中の通常ラーメン店と変わらない、看板の写真も旨そう、そして、なにより、雪のスキー場で冷えた体にはたまらない。注文には10人以上が列を作っていた。やっと注文を済ませたが、ラーメンの受け取るまで15分ほどかかる。
ふと隣のテーブルを見ると、カップルがイチゴ、ブルーべりー、ラズベリーがちりばめられたクレープを食べている。
15分ただ待つよりはと、4階のクレープ屋に行く。クレープ屋も混んでおり、「出来上がったら席までもって行きます」と言われる。5分ほどで届いた。 1つ400円、これは安い。嫁は、「これからラーメンを食べるのに、何でそんなもの買うの!」と言う。”私もそう思うよ、何とか機嫌よく午後もスキーをさせようと言う思いは、分からんだろうなぁ”と、もちろん心の中でつぶやいた。
娘はは喜んでクレープを食べ、嫁はそれを横からつついているうちにラーメンの受け取りの順番が来た。

残ったクレープは、ラーメンのあと私のデザートになった、結構美味しかった!

ラーメンは、見た目だけでなく、食べても満足できる味だった。街中の有名ラーメン店にも引けをとらないと言えば言い過ぎかも知れないが、十分なコストパフォーマンスだと思う。
普段小食な、娘の食いっぷりが何よりの証拠。








午後はまた3人ともスキースクール。聞けば、娘はインストラクターと1対1だったらしい、午前中のうちに3回リフトに乗ったと喜んでいる。肝心の嫁も、1回リフトに乗ったらしい、まあ、お決まりでリフトの降り口で転んだそうだが、嫁は4人のグループで午前のレッスン受けたそうだが、全員が中国人だったそうで(嫁も、実は中国籍)「中国人同士でよかった?話した?」とたずねると、「日本語で話していたから、私のことは中国人とは思わなかったでしょ」、嫁はもう日本に住んで10年を超えているし、まあ、中国人同士ではそんな物なんだろう、確かに私も、アメリカ辺りで、アジア系の人間が英語だけで話していたら、日本人とは思わないだろう。でもね、インストラクターにはばれていると思うよ・・・
それにしても、年々蔵王も外国人が多くなる。私は、外国人が増えることは歓迎すべきことだと思う。こんな暖冬小雪の冬は、周りのスキー場が滑れないおかげで蔵王は混むけれど、普段のシーズンの、それも平日は閑散としている。宿も平日は空きが多い。日本人は年末年始と週末に集中する。
その点、外国からの旅行客は週末平日を問わない。平日に外国からの旅行客に沢山来てもらえれば、こんな良いことは無い。それに、2018年には、韓国 ピョンチャンで冬季オリンピック、2022年は北京でも冬季オリンピック、今こそチャンスだと言える。嫁の出身も中国の北の方だが、雪は積らない、こんなに雪が積るのは日本特有のことらしい、スキー場の数、温泉の数は世界有数、日本に来て、スキー、温泉、雪を見ながらの露天風呂、それに樹氷と揃えばそれ以上望むものはない。

ともあれ、食事を済ませ支度をしなおしてゲレンデへ戻った。しかし気がつくと、嫁が見当たらない、娘に尋ねると「ママはぁ 午後は滑らないって言ってたよ。」と言う。いやぁ努力も道具も水の泡かとおもっていると、嫁が支度を整えて出てきた。余計なことは言わず、精一杯の笑顔で、「午後もがんばってね」と言って、自分のグループの集合場所へ向かった。


2016年1月11日月曜日

スキー旅行(山形蔵王) スキー開始 スクール 

※ スキーひとり旅 にも実際に歩いた情報があります、ご覧ください

 12月29日(火) いよいよ蔵王でスキー

上ノ台ゲレンデ、奥はサブバーン

ジュピア、上ノ台ゲレンデ出口
蔵王は小雪、時折強く降り、また時折晴れる。
娘は初級クラス、嫁は初心者クラス、私は中級者?クラス、3人バラバラになった。

こうなれば、あとはスキースクールに任せるしかない。
ある意味、気楽になった。









一番上級クラスは、こんな感じ?
さて今シーズン初めての雪の上、「滑りを確認します。自由に滑ってください。」と言われ、30m程滑る。「はいわかりましたこちらへどうぞ」とグループ分けされた。
上手と下手、若いと若くない、何で分けられたかは判らないが、何れにしても、下の分類。
一番上級のクラスの一つ下なので不満は無いが、いつかそちらのグループになって見たい。

私が振り分けられたグループは、60台のご夫婦と、70台の男性、皆さん私より年上、インストラクターは私と同じ様なおじさん。
まず上ノ台ゲレンデで、プルークボーゲンの勉強をし直し、滑るだけではなく、ハの字に広げた足を伸ばしたり縮めたり、外に傾け内に傾け、色々な動きをさせられる。
-いつになっても、基本はプルークボーゲン -
上の台で一通り練習の後は、温泉第二クワッドで、傾斜20度のサブバーンへ上がった。ここは、スカイケーブルの中央高原駅から上ノ台まで滑り降りる、高鳥コースの中間になる。昨年は高鳥コースが気に入って、スカイケーブル終了時刻前の2時間は、専らここを滑っていた。慣れた斜面の筈が、シーズン一本目は傾斜がきつく見えた。サブバーンの上部では草が透けて見える場所があり、薄茶色になっている。今年の雪の少なさを感じた。あちこちで、スノーマシンが轟音を立てて、雪を作っている。サブバーンで数本練習した後、国体リフトの乗り場の下をかすめて、温泉第四クワッドの乗り場へトラバース、温泉第四クワッドでハーネンカムコースCの上部へ、Cは滑らず、ハーネンカムコースAの中ほどへと行った。この辺りはサブバーンより更に傾斜が5度ほど強くなっている。ボーゲンからパラレルへ変えての練習となった。

ハーネンカムコースは、回転、大回転の公認コースになっている、上部は最大斜度36度の難コース、中間は25度程度で私でも滑れる。

いつかは、ハーネンカムを最上部から滑ってみたい。その前に、涸沢の壁とか、大森の壁をこなさなければならない。









午前の最後は、上ノ台ゲレンデの最下部の竜山ゲレンデに近い場所で仕上げの練習となった。
ここの温泉第3パラレルリフトは、今では珍しくなってしまった、1人乗りリフト、棒に30センチ四方の板が着いているだけ背もたれも殆ど無い、久しぶりに乗るとちょっと怖くて懐かしい。
昔はこんなリフトにしがみついて、ウイスキーのポケットビンで暖を取っていた。
そう言えば、昔は蔵王にも”ロープトウ”があったと思うが、ずいぶんと昔の話だ。

ジュピアの前に戻ると嫁と娘が待っていた。