大雪だ昨日は上ノ台以外のリフト、ロープウェイは運休、こんな日にSANGOROに泊まっていたらどうしよう!怖いがちょっとワクワクする。
12月30日 朝
朝は、6時過ぎに目が覚めた。掛け流しの天然温泉へ朝風呂を浴びに行く。お湯につかるだけの天然温泉は朝風呂に丁度いい、温泉の温もりと香りで体中の血行が良くなりすっきりと目覚める。
部屋に戻ると、嫁と娘も起きていた。朝風呂に行くことを勧めた。
部屋の窓から横倉ゲレンデを見上げると、青空が覗いている。
年末年始の時期に蔵王で青空が見えるのはそうあることではない。
普通の年は、吹雪くか、ガスがかかるか何れにしても、毎日白っぽい風景に覆われる、
青空が見えるのも暖冬の影響なのか。
朝食は昨夜の夕食と同じ場所に用意されていた、
テーブルの上にはサラダ、野菜の煮物、湯葉、たらこ、吹き味噌、だしが入った小鉢、
卓上コンロの上に小鍋が乗っている、中は鮭のチャンチャン焼き、どれも良い、ご飯の友。
他に、玉子、牛乳、ヨーグルト、お漬物が並んでいる。
玉子は、割ってみると温泉玉子だった。
中国生まれの嫁は、生玉子は食べない。
私が玉子かけご飯を食べるとき、未だに怪訝な顔をする。
温泉玉子にも今まで手を出したことがない。
私が、器にいれた温泉玉子を見て、生には見えなかったのか食べてみると言い出した。
初めて食べた温泉玉子、結構美味しかったらしい。
世界中で生玉子を普通に食べるのは日本人だけらしい。
新鮮で安全な玉子が、常時手に入るのは日本だけということか、
日本人が生で食べるために新鮮で安全な玉子が何時でも手に入るのかは判らない。
青い小鉢の中は、山形名物の”だし”、
五ミリ角に刻んだキュウリ、茄子に、紫蘇、生姜、ねぎ、醤油、酒、調味料を加え数時間なじませる。
胡瓜と茄子が主な材料なので、本来は夏の漬物、暑い時に冷奴にこれをかけて食べるのが旨い。
冬の山形名物は”おみ漬け”だと思ったが、暖房の効いた旅館で食べる”だし”はさっぱりしていて
冬でも美味しかった。
胡瓜好きな嫁と娘は喜んでいた。
実は昨日の夜から、今日の予定についてあれこれ考えていた。
今日はSANGOROに泊まるので、最終的にはSANGOROがある、中央ゲレンデに行かなければならない。
それに、蔵王に来たからには地蔵山山頂へ行き樹氷見物をしたい。
暖冬で、樹氷は出来上がっていないだろうが、嫁と娘は始めての蔵王、出来かけの樹氷でも見る価値は十分ある。
一番効率的に回るルートは 蔵王ロープウェイで山麓駅から樹氷高原駅に行き、
樹氷高原駅から山頂線で地蔵山山頂駅へと行く。地蔵山山頂で樹氷見物をする。
地蔵山山頂からは、ざんげ坂、パラダイスゲレンデを滑り降り、片貝トリプルリフトで中央ゲレンデ上部へ上る、そしてSANGOROへ滑り降りる。
または、ざんげ坂を降りたら、パラダイスには入らず、そのまま樹氷原コースをユートピアゲレンデまで降りる。
ユートピアゲレンデから連絡コースで菖蒲沼ゲレンデへ行き、菖蒲沼リフトと片貝トリプルリフトで中央ゲレンデへ行くコース。
このコースで移動すれば、ロープウェイ山頂線から見える上空からの樹氷高原の雄大な景色、山頂の樹氷、ざんげ坂、ユートピアゲレンデの巨大な樹氷、菖蒲沼ゲレンデの霧氷林、霧氷の林間を通る片貝リフトと蔵王の代表的な景色をいくつも見ることが出来る。
パラダイスゲレンデは迂回コースを滑っても初級者では苦労するだろうが、ユートピアゲレンデ経由のコースなら、20度を超えるような急な所は無く、ボーゲンしかできない初級者でも大丈夫。
ゲレンデの情報では、両方のコースとも滑走可能になっている。
しかし、娘はともかく、嫁は初級とは言えない。
滑り出しのざんげ坂と、ユートピアゲレンデと菖蒲沼ゲレンデを結ぶ連絡コースは幅が狭い、
ボーゲンでも滑ることは可能だが、小回りが出来ないと厳しい。
菖蒲沼ゲレンデ横の霧氷の林 |
嫁と娘にはロープウェイで降りてもらい、私は滑り降り、何処かで待ち合わせることも考えてみたが、
100万人ゲレンデが滑走可となっていないので、ロープウェイで降りる嫁たちといいタイミングで合うコース取りが出来ない。
中央ロープウェイ、鳥兜山頂駅と中央ゲレンデ |
蔵王ロープウェイで山頂へ行き、蔵王ロープウェイで戻る。
その後、松金屋へ戻り、スキー道具と荷物をもって、中央ロープウェイ蔵王温泉駅から鳥兜山頂駅へ行き、
鳥兜山頂駅にSANGOROの雪上車に迎えに来てもらうことにした。
朝、雪が降るとか、ガスがかかったりしていれば、先にSANGOROへ行き、天気が良くなるタイミングをみて地蔵山山頂へ行くことを考える。
幸い、朝から青空なので、まず樹氷見物へ行く。
朝食を終え、支度をした。
スキー板、ブーツ、スキーウェア等の大きな荷物は、往復スキー宅急便で松金屋に送ったので、帰りの宅急便は松金屋から発送しなければならない。
松金屋に2泊目はSANGOROに行くことを話し、帰りの荷物の発送をお願いした。
明日の昼過ぎに、松金屋に戻り荷物をまとめるればよい。
SANGOROで必要の無い宅急便用のバッグと梱包用の袋は松金屋の荷物置き場に置いて行く、そのほかの荷物も一旦荷物置き場に置き、松金屋をチェックアウトする。
スキーとスキーブーツ、ストックも、松金屋の乾燥室へ置いて、身軽な格好で送迎バスに乗り蔵王ロープウェイ山麓駅へ行った。
娘は、雪球製造機を持っていくと言う、樹氷相手に雪合戦でもするつもりなのだろうか。
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