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2016年1月19日火曜日

スキー旅行(山形蔵王) 松金屋 朝飯&

※ スキーひとり旅 にも実際に歩いた情報があります、ご覧ください

 大雪だ昨日は上ノ台以外のリフト、ロープウェイは運休、こんな日にSANGOROに泊まっていたらどうしよう!怖いがちょっとワクワクする。

12月30日 朝

朝は、6時過ぎに目が覚めた。掛け流しの天然温泉へ朝風呂を浴びに行く。
お湯につかるだけの天然温泉は朝風呂に丁度いい、温泉の温もりと香りで体中の血行が良くなりすっきりと目覚める。
部屋に戻ると、嫁と娘も起きていた。朝風呂に行くことを勧めた。
部屋の窓から横倉ゲレンデを見上げると、青空が覗いている。
年末年始の時期に蔵王で青空が見えるのはそうあることではない。
普通の年は、吹雪くか、ガスがかかるか何れにしても、毎日白っぽい風景に覆われる、
青空が見えるのも暖冬の影響なのか。

嫁と娘が朝風呂から戻ると、ちょうど朝食の時間になった。
朝食は昨夜の夕食と同じ場所に用意されていた、
テーブルの上にはサラダ、野菜の煮物、湯葉、たらこ、吹き味噌、だしが入った小鉢、
卓上コンロの上に小鍋が乗っている、中は鮭のチャンチャン焼き、どれも良い、ご飯の友。
他に、玉子、牛乳、ヨーグルト、お漬物が並んでいる。
玉子は、割ってみると温泉玉子だった。
中国生まれの嫁は、生玉子は食べない。
私が玉子かけご飯を食べるとき、未だに怪訝な顔をする。
温泉玉子にも今まで手を出したことがない。
私が、器にいれた温泉玉子を見て、生には見えなかったのか食べてみると言い出した。
初めて食べた温泉玉子、結構美味しかったらしい。
世界中で生玉子を普通に食べるのは日本人だけらしい。
新鮮で安全な玉子が、常時手に入るのは日本だけということか、
日本人が生で食べるために新鮮で安全な玉子が何時でも手に入るのかは判らない。

青い小鉢の中は、山形名物の”だし”、
五ミリ角に刻んだキュウリ、茄子に、紫蘇、生姜、ねぎ、醤油、酒、調味料を加え数時間なじませる。
胡瓜と茄子が主な材料なので、本来は夏の漬物、暑い時に冷奴にこれをかけて食べるのが旨い。
冬の山形名物は”おみ漬け”だと思ったが、暖房の効いた旅館で食べる”だし”はさっぱりしていて
冬でも美味しかった。
胡瓜好きな嫁と娘は喜んでいた。


実は昨日の夜から、今日の予定についてあれこれ考えていた。
今日はSANGOROに泊まるので、最終的にはSANGOROがある、中央ゲレンデに行かなければならない。
それに、蔵王に来たからには地蔵山山頂へ行き樹氷見物をしたい。
暖冬で、樹氷は出来上がっていないだろうが、嫁と娘は始めての蔵王、出来かけの樹氷でも見る価値は十分ある。

樹氷高原
一番効率的に回るルートは 蔵王ロープウェイで山麓駅から樹氷高原駅に行き、
樹氷高原駅から山頂線で地蔵山山頂駅へと行く。地蔵山山頂で樹氷見物をする。
地蔵山山頂からは、ざんげ坂、パラダイスゲレンデを滑り降り、片貝トリプルリフトで中央ゲレンデ上部へ上る、そしてSANGOROへ滑り降りる。

または、ざんげ坂を降りたら、パラダイスには入らず、そのまま樹氷原コースをユートピアゲレンデまで降りる。
ユートピアゲレンデから連絡コースで菖蒲沼ゲレンデへ行き、菖蒲沼リフトと片貝トリプルリフトで中央ゲレンデへ行くコース。

このコースで移動すれば、ロープウェイ山頂線から見える上空からの樹氷高原の雄大な景色、山頂の樹氷、ざんげ坂、ユートピアゲレンデの巨大な樹氷、菖蒲沼ゲレンデの霧氷林、霧氷の林間を通る片貝リフトと蔵王の代表的な景色をいくつも見ることが出来る。
パラダイスゲレンデは迂回コースを滑っても初級者では苦労するだろうが、ユートピアゲレンデ経由のコースなら、20度を超えるような急な所は無く、ボーゲンしかできない初級者でも大丈夫。
ゲレンデの情報では、
両方のコースとも滑走可能になっている。
しかし、娘はともかく、嫁は初級とは言えない。
滑り出しのざんげ坂と、ユートピアゲレンデと菖蒲沼ゲレンデを結ぶ連絡コースは幅が狭い、
ボーゲンでも滑ることは可能だが、小回りが出来ないと厳しい。



菖蒲沼ゲレンデ横の霧氷の林
3人で滑り降りることは、あきらめたほうが懸命。

嫁と娘にはロープウェイで降りてもらい、私は滑り降り、何処かで待ち合わせることも考えてみたが、
100万人ゲレンデが滑走可となっていないので、ロープウェイで降りる嫁たちといいタイミングで合うコース取りが出来ない。

中央ロープウェイ、鳥兜山頂駅と中央ゲレンデ
色々と考えた挙句、朝、青空が見えるようなら、3人揃って樹氷見物の観光客に徹すると決めた。
蔵王ロープウェイで山頂へ行き、蔵王ロープウェイで戻る。
その後、松金屋へ戻り、スキー道具と荷物をもって、中央ロープウェイ蔵王温泉駅から鳥兜山頂駅へ行き、
鳥兜山頂駅にSANGOROの雪上車に迎えに来てもらうことにした。

朝、雪が降るとか、ガスがかかったりしていれば、先にSANGOROへ行き、天気が良くなるタイミングをみて地蔵山山頂へ行くことを考える。
幸い、朝から青空なので、まず樹氷見物へ行く。


朝食を終え、支度をした。
スキー板、ブーツ、スキーウェア等の大きな荷物は、往復スキー宅急便で松金屋に送ったので、帰りの宅急便は松金屋から発送しなければならない。
松金屋に2泊目はSANGOROに行くことを話し、帰りの荷物の発送をお願いした。
明日の昼過ぎに、松金屋に戻り荷物をまとめるればよい。
SANGOROで必要の無い宅急便用のバッグと梱包用の袋は松金屋の荷物置き場に置いて行く、そのほかの荷物も一旦荷物置き場に置き、松金屋をチェックアウトする。
スキーとスキーブーツ、ストックも、松金屋の乾燥室へ置いて、身軽な格好で送迎バスに乗り蔵王ロープウェイ山麓駅へ行った。
娘は、雪球製造機を持っていくと言う、樹氷相手に雪合戦でもするつもりなのだろうか。

2016年1月16日土曜日

スキー旅行(山形蔵王) 松金屋 夕飯

蔵王温泉スキー場ガイドのホームページ、表紙のゲレンデ案内図が真っ白になった。(白は全面OPEN、黄色は一部滑走可、赤はクローズを示す。)
 ※ スキーひとり旅 にも実際に歩いた情報があります、ご覧ください

12月29日 夜 

ファミリーコース
松金屋アネックスの夕食、この他に茶碗蒸しとか、からから汁が出された。
 
無事に初日のスキーが終わる。松金屋に電話をする。相変わらずジュピアの直下の坂はアイスバーンなので、50mほど徒歩で下り蔵王体育館の辺りで、松金屋の送迎車にピックアップしてもらう。
松金屋に戻り、部屋に入る。テーブルには、蔵王名物のいが餅、ラ・フランス味のゴーフル、それに、カットした林檎まで用意してあった。果物好きの嫁と娘には、特に林檎が嬉しい。 

いが餅は、こしあんを包んだ小さめの餅で、上に黄色く着色した米粒が乗せてある。

漢字では稲花餅と書く、黄色い米粒が稲の花を表しているらしい。
熊笹の葉に2個又は3個貼り付けてある。いが餅は1個、2個ではなくて、1枚、2枚と熊笹の葉っぱの枚数で数える。一日体を動かしたせいかもしれないが、甘さをおさえた餡が美味しい。

 林檎は、皮を一筋残した切り方が旅館らしい。


 夕食の前に、風呂に入る、掛け流しの天然温泉は、酸性が強いので石鹸が使えない、

汗を流したいので人工温泉の大浴場へ行った。
風呂上りにフロントへ行き、マッサージを予約した。最近、嫁は肩こりが酷い、昨日の夜行バスでも、首と肩がつらいと言っていた。部屋にあった案内では、40分4千円でマッサージが来てくれると書いてある。フロントに話すと、マッサージ店に電話をしてくれたが、空いているのは、9時40分以降だと言う。結構マッサージも混んでいる。18:30から食事、その後掛け流しの温泉にでもつかれば、ちょうどいい時間かと思いその時間で予約をした。
夕食の場所の案内、満室だ
食事は、指定された場所でする。時間になったのでロビーへ降りると、ボードに部屋ごとの案内が掲示されている。

食事場所に入ると、料理が綺麗に並べてある、 私は生ビール、嫁はレモンサワーを頼んで食事を始める。
先付けは、蛍烏賊、紅葉漬け、にらの生ハム巻き、蟹味噌豆腐。
嫁は、蛍烏賊を食べようとしたが、手足と目がついているのを見つけてしまいアウト、紅葉漬けとセットで私の牛肉1枚とトレードした。
右は大人の先付け、左は鉄板焼き
娘には大人の先付け、刺身の代わりに太巻きが乗ったプレートが用意されている。魚介と肉の鉄板焼き、海鮮サラダは大人と同じ。
刺身も新鮮で美味しかったが、鉄板焼きの牛肉は、適度な霜降りで特に美味しく感じた。
量もかなりある、嫁はからから汁とご飯までは入らず、私もからから汁だけでご飯は食べられなかった。からから汁は蔵王の名物で、簡単に言うと酒粕がはいった豚汁、味付けに豆板醤が加えられている。寒い時期にはもってこい。20年ほど前に考案された。学生のころに、蔵王に来たときの記憶には無いわけだ。

食事が終わりかけたころ、「デザートにチョコフォンデュがございます、ここで召し上げることも出来ますが、ロビー又はお部屋にご用意することも出来ます」と声を掛けられた。
せっかくなので、ロビーでとお願いした。食事を終え、ロビーでりくつろいでいると程なく運ばれてきた。イチゴ、バナナ、パイナップル、キィーウィの果物と、マシュマロ、レーズン。ポテトチップ、グツグツいっているチョコレートにつけて食べる。
 不味いわけが無い。










 その後、掛け流しの温泉に入り、マッサージを受けて就寝、マッサージは40分を2人で分けることもできるらしいが、すべて嫁さんにプレゼントした。掛け流しの温泉は、温泉らしい硫黄の匂いが立ちこめていたが、ぬるめでさほど刺激も強くなく入りやすかった。

この日のマッサージはだいぶ効いたらしく、東京へ帰るまで、嫁の首と肩が痛むことは無かった。