2016年1月23日土曜日

スキー旅行(山形蔵王) 樹氷観光

※ スキーひとり旅 にも実際に歩いた情報があります、ご覧ください

  最強寒波がくるらしい。樹氷は育っているだろうか

12月30日 午前 樹氷観光

12月30日の地蔵山山頂の樹氷、やっと出来始めた程度
横倉ゲレンデの、蔵王ロープウェイ山麓駅駐車場に着いたのは、
9時45分。
駐車場のリフト券売り場にリフト券を買う列と、ロープウェイに乗るための整理券をもらうための列が出来ている。
蔵王ロープウェイ山麓線は、混みあうことが多い、特に、天気の良い週末、スキーヤーと樹氷見物の観光客で混む、そういう時、整理券が配られる。
整理券には、ロープウェイ乗車の為の集合時間が書かれていて、その時間に行けばロープウェイに乗れる。

日本で、スキーが流行っていた、25年前あたりでは、12時前にその日の乗車分の整理券が無くなってしまう事も珍しくは無かった。
嫁にリフト券の列に並んでもらい、私は整理券の列で整理券をもらう。整理券には、10時30分と書かれていた。
続いて本日分のリフト券を買う為、リフト券の列の並ぶ嫁と交代する。今回の様に2泊3日できた場合、普通は初日に3日券を購入する。1日 5000円のリフト券が、3日券なら12900円になる。しかし今回は、前売り割引券と親子割引券を入手済みなので、1日毎に購入しなければならない。
5分程で窓口での順番となった。
割引券の差額をクレジットでを支払おうとしたら
「ここでクレジットは使えないので、山麓駅の売り場へ行って下さい。」と言われた。
山麓駅は20メートルも離れていない。そこに売り場があるとは思っていなかった。山麓駅の売り場に行くと、ほとんどの人が駐車場の売り場に行くようで、3人ほどしか並んでいなかった。
横倉レストハウス 入り口は2階この辺りも1m以上の雪が積る

蔵王ロープウェイ山麓駅の近くは、レストラン横倉のあるレストハウスがある。ちびっこゲレンデもあり、子供が遊ぶ場所になっている。整理券に時間までの間、嫁と娘は、雪遊びをしていた。


10時25分になると、10時30分の整理券をお持ちに方はとアナウンスが始まった。
山麓駅にいく。集まってきた人たちを見ると、8割はスキー、スノボを持っている、100万人ゲレンデ、大森、黒姫がまだ滑れないので、上部のユートピア、中央、パラダイスへ滑りに行く人が多いようだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

蔵王ロープウェイ山麓線は、53人乗りのゴンドラの交送式、つまり2台のゴンドラが交互に昇り降りする。
片道7分なので乗り降りの時間を考慮すると10分に一度発車する。
蔵王中央ロープウェイも同じ交送式だが、101人乗りのゴンドラなので、蔵王ロープウェイの山麓線が一番混みあう。






改札を通過した後、デッキで1台分待った後乗車となった。スキースノボを抱えた人を含めて定員近くまで乗せているので満員電車状態だった。
 
幸い、乗る順番が始めの方だったので、窓際に立つことができた。











少し登ると、蔵王名物”横倉の壁”が見えてくる。山形蔵王で一番の急斜面、途中で転べば下まで転げ落ちる。滑りきることが出来れば拍手喝采を浴びることもある。
 












登るにつれて、眼下の林が霧氷で真っ白になっていく。















樹氷高原駅につく。樹氷高原駅はユートピアゲレンデの最下部にある、樹氷が出来る限界の少し下になる。












周りの木は霧氷がビッシリとついて真っ白、青空を背景に美しい。ここで蔵王ロープウェイ山頂線に乗り継ぐ、

 

 


 


 
 
 
フニテル

蔵王ロープウェイ山頂線は循環式のフニテル(ゴンドラが2本の腕でロープをつかむ、箱根のロープウェイと同じ方式)ゴンドラは16台あり上り下りを循環しているので、山麓線のように混みあう事はない。 山頂線のゴンドラに乗るため、並んでいると、樹氷観光の方はこちらへと看板が出ている、そこを進むと、並んでいる列をさけていきなり改札へいける。ディズニーランドのファストパス扱い、ところが改札にicカードの検知器がない。1日券の方は並んで下さいと追い返されてしまった、樹氷観光とスキー客の区別は、ロープウェイの往復チケット(紙)を買うか、リフト兼用の
icカードかの区別なのだ、因みに山麓線に乗る時も、紙のチケットを持った客は整理券無しで乗れる。7、8分並ぶと山頂線に乗れた。ゴンドラは18人乗り、全員が着席で乗る、定員まで乗っても余裕がある、この辺りもすし詰めの山麓線とは違う、
ユートピアゲレンデ
樹氷高原駅を出発すると、ユートピアゲレンデの横を進み、その後は樹氷高原の上を行く、ユートピアの辺りは、樹氷と呼べるものはまだ無い
出来かけの樹氷の森を通る樹氷原コース
樹氷高原の樹氷?も木の形が判別できる。樹氷として完成すれば 元の木の形が想像できない文字通りスノーモンスターになる。樹氷としてはともかく、景色としては、雄大であり美しい。
山頂線のゴンドラは入り口扉の窓を開けることが出来る。いくらいい景色でも、ゴンドラの窓の内側は曇るし、外は雪がつく、樹氷高原の景色をカメラに収める為には窓越しでは難しい。
窓を開けようと金具に手を掛けると、嫁が止める。開けるなと注意書きがある訳ではない。開けなければ写真は取れない。むしろ、写真を撮らせる為に開けられるようになっているのだ。何とか嫁を説得して窓を開けた。一通り、とり終わると、他のスキー客も私が開けた窓から、スマホで写真を撮っていた。しかし、開けるときにちょっと力を入れすぎたらしくしまらなくなってしまった。
嫁は「ほら、いわんこっちゃない」という。余計な日本語ばかり良く覚える。
面倒くさいので、嫁と窓とあわせて放置した。どうせ、乗客全員、防寒は完璧、窓は地蔵山山頂駅で係りが閉めてくれるだろう。
地蔵山山頂駅に着いた。樹氷高原駅では晴れていたが、ここでは、青空は見えない、白いガスの中。 
地蔵山頂駅の1階には山頂レストラン、屋上に展望台、地下にお手洗いがある。地蔵山頂駅で晴れた景色の記憶がない。地蔵山頂駅温度計はー7℃を示していた。



駅を出ると左手には樹氷が広がり地蔵山頂を見ることが出来る。















駅を出た右手には、開運の鐘、がある。













少し進んで、右手に行くと蔵王地蔵尊、高さは2.34mこの地蔵尊の像が毎年胸までは埋まる。雪の多い年はすっぽり埋まってしまい、首から上が出るように雪を掘ることもある。このお地蔵様は災難をよけ、どんな願いも聞いてくれると言われるが、毎年願うのは、来年もまたここに来れることを願ってしまう。








左手前方に進むと、ざんげ坂の入り口となる。ざんげ坂のスタート地点には。100と書かれた黄色い標識が立っている。30メートルほど先には99、この標識を辿っていくと樹氷原コースを降りることが出来る。










駅へ戻って、展望台へ登った。悪天候(-10℃以下、風速15メートル以上)になるとこの展望台へは閉鎖されてしまう。展望台の柱にも樹氷が育っている。














展望台の一角にはこんなものもある「恋人の聖地」・・・ 














展望台の柱から海老の尻尾を一本はずしてみた、樹氷は、吹き付ける風の水分がこのような形に凍りついて成長する。風上に向かって伸びていく。
帰りのゴンドラは貸しきり状態だった。樹氷高原駅まで戻ると、ガスはかかっていなかったが青空は隠れてしまっていた。



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