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2024年11月12日火曜日

憧れのツェルマット、(15) ICE-Barそしてマッターホルンの直下を滑る


食事をしたプランメイゾンから、チーメブランケラーギへ、チーメブランケラーギでゴンドラを乗り換えテスタグリージアへ登ります。
チーメブランケラーギ⇒テスタグリージア間は、支柱が1本もありません。距離2.15㎞、高低差650mを一気に引き上げます。その為か、テスタグリージアの鉄塔は岩山に斜めに突き刺さっています。 
テスタグリージアからトロッケナーシュテークへ、テオドール氷河の上を滑ります。
トロッケナーシュテークにはICE-berがありました。
快晴のアルプス、最高のシチュエーション
ホットチョコレート+ブランデー ホイップクリームトッピング
マッタ―ホルンに乾杯!
温まった心と体で、クルージング。マッターホルンの膝元で暫く遊びます。
フルクへの急斜面の始まりからは、ツェルマットが見えます。時刻は午後2時、ツェルマットにもたっぷりの太陽が届いています。
トロッケナーシュテークからフルクの谷の手前をリフトで4,5回クルーズして午後3時を回りました。フルクの谷底に降りて、ツェルマットへ帰ります。
フルクの谷から見上げるマッターホルンが一番美しい。
フルクの谷底は森林限界すぐ上です。林間コースでフーリへと続いています。フーリのゴンドラ駅でツェルマットへ戻る手段を探します。順当なのは、ツェルマットのゴンドラ駅まで下りのゴンドラに乗るか、林間コースをたどって滑り降りるかですが。ツェルマットのゴンドラ駅からホテルまではシャトルバスか徒歩になります。グリーンラインのシャトルバスは18:00が最終で、午後は1時間に1本なので最悪徒歩になりそうです。1㎞強の距離とは言え、さんざん滑った後に、スキーを担いで歩きたくはありません。そこで、思いついたのはフーリからゴンドラで、ゴルナーグラート鉄道のリッフェルベルク駅へ登り、ゴルナーグラート鉄道でツェルマットへ降りる経路です。ゴルナーグラート鉄道のツェルマット駅からホテルまでは30m、電車ならば、ゆっくりと座って帰れそうです。
リッフェルベルク駅で10分程待つと、下りの電車が来ました。時刻は午後4時、空は明るいですが影は大分伸びてきました。電車は座れる程度の込み具合で、快適にホテルまで帰ることが出来ました。ホテルで、装備を乾燥室に収め、着替えて向かったのは、昨日の酒屋です。スキーの後のビールと焼きたてのソーセージ、言うまでもなく染み渡ります。
ソーセージとビールだけでは、さすがに物足りず、かといってレストランで夕食を取る気分ではないので、スーパーでビール、サンドイッチ、ペンネサラダを調達してホテルに戻ります。
ホテルのダイニングで、夕食の続きです。ビールとペンネサラダは良かったのですが、サンドイッチが最悪でした。食パンがボソボソで、まるで固めた生パン粉のよう、カフェで焼かれたパンは素晴らしく美味しいし、スーパーで買ったクロワッサンも不味くないのですが、サンドイッチのパンだけどうして恐ろしく不味いのか、スイスの不思議です。
明日はゴルナーグラートとスネガへ。。





2024年11月11日月曜日

憧れのツェルマット、(14) チェルビニア(イタリア)へダウンヒル


 スイスに来て最初のスキーが標高3,820mからです。緊張します。
コースは、整備されまっ平少々の急傾斜でも、恐怖は感じません。

イタリアとスイスの分岐点、テオドール峠へ向かって滑ります。


テオドール峠に建つ、左チェルビニア(イタリア)右トロッケナーシュテーク(スイス)の道標、奥はテスタグリージア


イタリアに入りました。テオドール峠からの滑降です。

正面はテスタグリージア、テオドール峠から大きく3ターン、森林限界の上にスキーエリアが広がり、岩山と氷河の都合でコースを作るアルプス、森林を切り開いてゲレンデを作る日本のスキー場では見れない景色です。
ターンを切らずに滑ればそのままでダウンヒルコース、誰でもこんなコースを滑れるなら、アルペンスキーになかなか日本人が勝てない理由が理解できます。
マッターホルンもイタリアでは名前を変えてチェルビーノです。ツェルマットから見るマッターホルンと同じ山とは思えない山容です。チェルビーノの手前直下がPLAN MAISON チェルビニアから、テスタグリージア、テオドール峠方面へのゴンドラの中継地です。
白銀のうねりを何度も越えて、チェルビニアが見えてきました。標高2,050m森林限界にあるスキーリゾートです。
ホテルが立ち並ぶ、チェルビニアの町が大きく見えてきたら
最後の斜面です。
FINE PISTA(ピステは終わり) イタリアです。
PLAN MAISONへ登るゴンドラ駅に着きました。
イタリア側のスキーエリア案内版、コース、ゴンドラ全てグリーンが点灯、最高のコンディションです。マッターホルングレイシャーパラダイスから標高差1,770m、距離10kmのダウンヒルでした。
チェルビニアで、PIZZAを昼食にしようと考えていましたが、付近はホテルばかりで食事をとれそうな場所が見当たりません。PLAN MAISONの向こう側のコースを取ってチェルビニアのメインストリート近くへ降りなければいけなかったようです。スキー置いていけるような場所も無いので、PLAN MAISONへ登ることにしました。
PLAN MAISONはスイス側のフーリとかトロッケナーシュテークのような、ゴンドラの中継駅で、ホテルもあります。イタリアンカフェも。念願のPIZZAです。メニューで唯一読めたマルゲリータを注文しました。
レジで注文すると番号を書いた紙を渡されます。PIZZAが焼きあがるとその番号が呼ばれるのですが、イタリア語です。私が聞き取れそうな数字は 1(ウーノ)4(クワットロ)5(チンク)だけ、渡された紙は”68” 到底聞き取れそうもないので、テーブルにコーラとヘルメットを置いて、レジ横をウロウロ、何とか受け取れました。
初めてのイタリアのPIZZA、最高でないはずがありません。自分の足で国境を越え、
たどり着いた味ですから。
PLAN MAISONからゴンドラを2本乗継いで、テスタグリージアへ戻ります。チェルビニアが標高2,050m、PLAN MAISONが標高2,555m、テスタグリージアは標高3,480m、再び1,400m登ります。

2024年10月24日木曜日

憧れのツェルマット、(4) 準備・・ホテル,

 ※2019年の話です。コロナ、ウクライナ、円安、中東情勢、etc また行ける日がきて欲しい。世界が平和が一番だなぁ・・・当時は1ドル106円、現地通貨ベースではさほど値上がりしていないようですが・・・ 

妻と娘のパリ滞在は、ホテルが用意されている。(エッフェル塔近くのメリディアン)私のツェルマット滞在は、ホテルバーンホフのスキーヤーズベッドを予約した。


決まっていないのは、家族が合流した後のベルンの2泊、ローマの4泊となる。お馴染みのBooking.comでのホテルを検索した。私は、ターミナル駅から近い4つ星前後が便利で安全で良いかと考えていた。4つ星なら英語が通じないことはない。ベルンで検索するとお馴染みのアンバサダー、ノボテル、サボイ等がでてきた。
ベルン、アンバサダーホテル(大使の文字が見えるスイスには中国人観光客が多いらしい)

値段はエキストラベッドが追加可能な部屋で2万円弱程度、名前になじみがあるアンバサダーに予約をいれたところで、妻が「ここがいいよ。」とスマホを持ってきた。見るとアルプスの山小屋風の建物が映っている。但し画面は中国語、中国のホテル検索サイトらしい。(妻は中国出身)Booking.comで検索しなおすとホテル・シュトルネンムーリが出てきた。

ホテル・シュトルネンムーリ、シュトルネンはStar(星)ムーリは地名、星が沢山
クラスは4つ星、値段は1泊2万円強でちょっとお高い、場所はベルン中央駅から6㎞、トラムで20分程の住宅街の中。しかしトラムの駅からは徒歩1分と不便ではない。「他の4つ星より高いよ。」というと、「安いよ。スイスの雰囲気が有るし。」妻のスマホをのぞき込むと、一泊 600元とある。日本円で約12,000円。「どうやって払うの?」と尋ねると「私の中国の口座から払う。」旅行費用を全部私が支払うつもりもなかったが、妻の方から支払うと言ってくれるのは面倒が無くて助かる。それに、妻の選択なら私は気楽だ。アンバサダーはキャンセルした。

残るは、ローマのホテル。ローマのターミナル、テルミニ駅周辺は治安が良くない。駅付近は避けることにした。Booking.comで、安い順に4つ星を検索した。ローマの北部、ミルヴィオ橋の近くに1泊2万円弱でリバーシャトーホテルというホテルを見つけた。



写真を見るとちょっと古風なイタリアらしい内装のホテルだ。


住宅街の中にあり、治安の問題はなさそうに思えた、Google Mapで付近を検索するとマーケットとか飲食店、マクドナルドなどもある。不便さはないだろう。


一番の決め手は、トリプルルームがあることだった。ローマには4泊する、旅行の終盤では疲れもある、ツインルームにエキストラベッドよりもトリプルルームがよさそうだと思った。妻がベルンのホテルはスイス風が良いと言っていたので、ローマのホテルもイタリア風のここに決めた。