ラベル #ツェルマット の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル #ツェルマット の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2024年12月2日月曜日

憧れのツェルマット、(19) GANT、スネガ、そしてゴルナーグラート

 ゴルナーグラート駅まで登り直し、スネガ方面向かいます。稜線のように見えるところにゴルナーグラート鉄道の電柱が並んでいます。谷底のGANTへ向かって、急斜面、緩斜面を繰り返し降りていきます。

相当な急斜面ですが、こぶ一つ無く整備されているので、気持ちよく滑れます。

更に縫うように小さな谷筋を下ります。

谷底のGANTはすぐそこです。

GANTからゴンドラでスネガのBlauheadに登りました。稜線が垂直に降りる、最も美しい姿のマッタ―ホルンが見れる場所と言われています。カフェテラスが作らています。





Blauheadから、ロートホルンをに上げると、白いパラグライダーが飛んでいました。


ロートホルンの斜面をよく見ていてください。



ロートホルンの頂上へゴンドラで登ります。

ロートホルン頂上からのマッタ―ホルン

フィンデルン氷河、まさに氷の河

ロートホルンを半周してBlauhead更にスネガまで滑ります。

スネガとは逆方向の東へ
右に大きく回り込み、Blauheadへ降ります。スネガはゴルナーグラートと違ってコースのバリエーションはありません、Blauheadから、スネガの間1.2㎞は初心者用のコースが一本だけ、何度も滑る価値は無い。マッタ―ホルンの絶景を見たい子供連れには最適かもしれません。それとロートホルンの西側の壁を降りれるスーパーエキスパート
ロートホルンに登り直し、フィンデルンの谷底GANTを目指します。

フィンデルンの谷にポツンと1件、ホテルがありました。


クルムホテルとは真逆の立地です。

GANTからホーエリへ

ホーエリからは、クルムホテル直下を滑ります。

一旦、リッフェルベルク駅までおりて、ゴルナーグラート駅に登り、最後にゴルナーグラート駅からリッフェルベルク駅へクルージングして、マッターホルンに感謝と別れを告げます。出来得ればしばしの別れであることを願って。



2024年11月20日水曜日

憧れのツェルマット、(18) ゴルナーグラートからリッフェルベルク駅へ滑る

 ゴルナーグラート駅をスタートして暫くは線路の左側を滑ります。200mほど降りたところで線路と交差する。線路の下を潜り、右側に出る。

ゴルナーグラートは尾根のピーク、そこに至る登山鉄道は尾根筋(稜線)を走っている。なので線路の両側は崖、その中段に刻まれた狭い急傾斜が500mほど続く。今回滑った中で、一番狭いコース。

この急傾斜を降り切ったところから、ゴルナーグラートの台地が広がり、コースが分岐する。右に戻るようにターンすると、谷底のGANTへつながるコース。GANTにはスネガに登るゴンドラとホーエリに登るゴンドラがある。

リッフェルベルク駅に向かうコースも2つに分かれ、左方向、線路沿いに行けば最もやさしいなだらかな初心者コース。

ローテンボーデン駅を過ぎたあたりから線路と並行になり、登山電車と競争が出来る、お子様大喜びの名物コース。

線路から離れる右側のコースは、更に分岐し、緩斜面と急斜面がウェーブのように連なるコースがいく筋か、リッフェルベルク駅へと向かっている。
うねりの中盤、コースとコースの間に、イグルー(雪のホテル)がある。
日本風に言えば、巨大な”かまくら”ですが、実際に泊まれるホテルです。
Ice-berのようなカフェエリアもある。
イグルーのカフェで、コーヒーを飲みながら見回すと、無数のシュプールが刻まれていた。日本との違いが理解できた。森林限界の上にあるゴルナーグラートの台地は、圧雪すればどこでもコースになり、圧雪されなければパウダーエリアとなる。一方、日本では森林を切り開いてゲレンデを作らなければならない。
リッフェルベルク駅には複数のコースが集まる。
リッフェルベルク駅前?のレストランはご覧の混みよう。

登山電車でゴルナーグラート駅へ戻ります。ゴルナーグラート駅とリッフェルベルク駅の間のコースを一通り滑る間(4往復)、リフトには一度も乗りませんでした。
リッフェルベルク駅の綺麗な時計オメガのマークが入っている。

次は、谷底のGANTへ降りて、スネガ、ロートホルンを滑ります。




2024年11月17日日曜日

憧れのツェルマット、(17) ゴルナーグラート展望台、クルムホテル

 ゴルナーグラート(Gornergrat)は、南にゴルナー氷河を見渡す尾根、最高点はクルムホテルの裏手にある展望台で標高は3,130m。ゴルナーグラート駅に、スキー板を置いて、クルムホテルの横を登り展望台へ行った。クルムホテルの上にある銀色のドームは天体観測所、今でも観測が行われている。城にドームの姿は、「ハウルの動く城」を連想させる。クルムホテルのエントランス、奥には小さな聖堂がある。クルムホテルの横を歩く、ゴルナーグラートの展望台が見えてきた。360度を見渡せる石垣があるだけで、何の施設も無い、まさに展望台。レストランのテラス席開店の準備を始めている。展望台から見た、マッターホルンとクルムホテル。

そして、展望台からの360度絶景、2時間後には、快晴の下アルプスの絶景となり、レストランのテラスも、満席になるだろう。

3,000m越えの高地に、鳥がいた。アルプスのカラス(キハシガラス)だそうだ。黒い体に黄色い嘴、赤い脚、日本で見かけるカラスの4分の1程度の大きさで可愛いらしい。

ゴルナーグラート駅では、次の登山電車で来た人たちが、滑る準備をしている。私も、降りて準備をしよう。
本日の1本目、リッフェルベルク駅目指して滑ります。


憧れのツェルマット、(16) ゴルナーグラート鉄道

 午前7時52分、ゴルナーグラート鉄道ツェルマット駅のホーム。ツェルマットスキーエリアの全ての移動手段は8時が開始時間と決められている。ゴルナーグラート鉄道も例外ではなく、午前8時以前に発車する電車にスキー、スノボの道具を持ちこむことは禁じられている。

この時間の電車は、ほぼ全員がスキー客。ゴルナーグラートに登る観光客は、ホテルで朝食を済ませてから電車に乗る。
電車のテーブルには、スキーエリアのイラスト、太い赤線がゴルナーグラート鉄道。ツェルマットからゴルナーグラート山頂まで、9.24㎞、標高差1400mを走る。
8時2分、電車はツェルマット駅を発車、数分はオシャレな、カフェやホテルの中を走る。
やがて、斜面にかかり、山小屋の間を登り始める、マッターホルン山頂が、モルゲンロート(朝焼け)に染まっている。
徐々に斜面は険しくなり、アプトギアの音高く、林の中を進む。
電車は更に登り、スネガとゴルナーグラートを隔てる谷を跨ぐフィンデルバッハ鉄橋を渡る。氷河の向こうで4,000m級の名峰たちが朝焼けに染まっている。
暖かい電車の中で、スキーウェアを解き、車窓からアルプスの朝焼けを見る。至福の時。
森林限界を超えた、遮るものがなくなり、マッタ―ホルンが全容を現す。昨日の滑走をたどる、左からマッターホルン直下の谷へ滑り降り、谷沿いから林間コース、フーリへ向かった。マッターホルンの左直下の谷に一の字にマッタ―ホルンエクスプレスのフルク駅が見える。
森林限界を超えたゴルナーグラート鉄道は、リッフェルボーデンとリッフェルベルクの間のくぼ地のぞき込みながら、右に大きく回り込み、ゴルナーグラートのメインエリアの台地へと上がる。
リッフェルベルク駅に着いた。時刻は8時25分、気温-5℃、天気は昨日に続いて快晴、今日も最高のコンデイション。
山頂のゴルナーグラート駅からここまで、なだらかな傾斜が約4キロにわたって広がっている。子供でも滑れる初級者エリア、快適なクルージングが出来る。
スキーエリアを、電車は登る。
ゴルナーグラート駅の一つ手前、ローテンボーデン駅
クラインマッタ―ホルンが見える、始発のゴンドラに乗ったスキーヤーでもまだあそこまでは行けていない。
クルムホテルが見えてきた。終着ゴルナーグラートはすぐそこだ。
登山電車は大きくターンして、ゴルナーグラート駅に到着する。
ゴルナーグラート駅とクルムホテル
ゴルナーグラート駅に降り立つ、スイス最高峰のモンテローザに遮られ、ゴルナーグラートには朝日は届いていない。