※2019年の話です。コロナ、ウクライナ、円安、中東情勢、etc また行ける日がきて欲しい。世界が平和が一番だなぁ・・・・
ホテル・バーンホフのシンボル アイベックス |
ホテル・バーンホフは名前の通り、駅前にあります。アイベックスが見つめているのが、ツェルマット駅の入り口、立地は申し分ありません。ホテルのドアを開けると、すぐ右に受付の窓口のようなフロントがありました。名前と予約済みであることを告げると、ベッドの番号を告げられます。部屋は5階のプレミアムドミトリールーム、エレベーターはありません。階段はすれ違うのがやっとの幅しかなく、大荷物を5階まで上げるのは大変です。スキーロッカーを使いたいと言ったら鍵を渡してくれました。
半地下のフロアーに乾燥室があり、金網のロッカーが並んでいます。
乾燥室からも、直接外へ出入りできる、日本のスキー宿でもよくある造りになっています。半地下のフロアーには、乾燥室の他に、キッチン、ロビー、シャワールーム、洗濯室などがあります。スキーとリュックをロッカーに収め、身の回り品と貴重品を持って、プレミアムドミトリールームの自分のベッドへ行って見ました。
プレミアムドミトリールームは屋根裏部屋でした、ベッドの手前に貴重品用の、施錠できる小さな木製のロッカーがあります。中央に、パブリックスペースの、テーブルとベンチがあり、テーブルの向こう側は4階へ降りる階段あります。この階段は特に狭く一人分の幅しかありません、4階から5階、5階から4階に行くときは、順番に譲り合わなければなりません。4階以下の階段はもう少し広く、すれ違うことが出来ます。ともあれ、過去に利用した日本のスキーヤーズベッドと同じもしくはそれ以上に清潔であり、木の香りが良く、一人旅でも気兼ねなく宿泊できる、なんといっても、スキーシーズン真っ只中のツェルマットで1泊8,500円で日本から予約ができるのは、最高!と言えるでしょう。そして、この時には、まだ気づきませんでしたが、更なる最高がありました。
荷物も無事に収まったのでツェルマットの町へ出かけることにしました。
ホテルから出たばかりの駅前には電気自動車がひしめいています。赤いのはTAXIと書かれていますが、それ以外はホテルの送迎車らしく、車体にホテル名が書かれていたりします。除雪された雪で、さほど広くない道が更に狭くなっているのは、日本の雪国と変わりません。ツェルマットのメインストリートを歩きます。さすがにスイス世界屈指の高級リゾート、ROLEXの店が見えていますが、その他の高級ブランド店もあり、さながら銀座、表参道の様です。
両側の建物は全て、山小屋(シャレ―)風(オッ・・・・)
数十メートル歩いたところで、焼き目のついた、巨大な白いソーセージ(ヴァイスブルスト)を発見しました。あたりに、たまらない香りが漂い、鼻腔を襲います。酒屋の店先ですが、人が溜まっています。グリルでソーセージが焼かれています。チューリッヒ空港での、パンとコーヒーの食事からもう6時間は経っています。たまらず、フランクフルト名物の白いソーセージとビールを注文、8スイスフランだったかと記憶しています。
ソーセージを注文すると、半切れのパンを添えて渡してくれます。それを酒屋の壁に設えた棚に載せて、立ち食い、ビールはラッパ飲み、日本でいえば酒屋の角付けの屋外版。マスタードとサワークリームは自分でかけます。(空腹に負け、何とも情けない掛け方)味は絶品、ツェルマットブランドのブランドのビールは軽快な味で、焼きたてのソーセージは絶品、パンはほんのり酸味を感じました。空腹とこのシチュエーションで、何を食べても不味い筈はないですが。ソーセージは特に有名な製造元というわけではなさそうで、酒屋の店の中で、真空包装5本パックで売られていました。
安さ、手軽さ、味に惹かれて、翌日もスキー後にリピートしました、ソーセージは赤いフランクフルター、パンの真ん中ではなく噛み応えのありそうな端っこにしてもらいました。こんな安直な店は、ツェルマットではここだけです。
他はみなオシャレなお店でした。
リンツチョコレートの店、店に入るとチョコレートが一粒貰えます。
一粒貰って、店を見まわしそのまま出てきてもかまわないのですが。
その一粒を口に含むと、広がる甘さと香りに負けてご購入と言う仕組みになっています。
SWATCHの店がありました。
ROLEXは無理ですが、SWATCHなら買えるかも・・・実は、ここツェルマットのSWATCHには、マッターホルン等をデザインした限定バージョンがあり、自分の記念に、買いたいと思っていましたが、残念ながらありませんでした。こちらはフクス。有名なベーカリーカフェです。残念ながら、ソーセージとビールの後では食指が動きませんでした。
でも、こうして写真を見返すと、食べなかったことが悔やまれます。聖モーリシャス教会が見えてきました。美しい教会と旅行案内にありましたが、「特に謂れはない」とも書かれていました。ちょっと可哀そうな言われよう?こんな、土産物店もあります。
ここが、メインストリート(駅前通り)の端です。カフェ ド ドュポンと言うレストランがあります。スイスに来たからには、スイス料理を食べようと、しかし、ヨーロッパのレストランは一人客を喜びません。外食は家族、カップルでするのが当たり前だそうです。店も、雰囲気が壊れるのを望まず。一人客は敬遠されがちだそうです。そういう訳で、本格的なスイス料理は、妻、娘と合流してからと予定していますが、このカフェ ド ドュポンは、一人客でも対応してくれると聞いて、ツェルマットの最初の夕食はここでと考えていました。今はまだ、3時半、店の場所が確認できたので、改めて来ることにします。しかし、目を引いた(思わず微笑んでしまった)のは、この木の板に書かれたメニューです。下に英語、上は日本語です。
英語も日本語も、全く同じものが書かれています。値段も書かれており、非常に親切なのですが、その日本語がなんとも微笑ましい。きっと、誰か日本人が書いたものを、一生懸命写したのでしょう。メニューは木の板に焼きごてか何かで書かれています。カタカナは、ほぼ読めます。ひらがなは、大分怪しく。漢字はもはや、空中分解寸前です。9番のメニューは最初の2文字が解読不能です。英語のメニューの9番 Speciality of the house Fondueを見て、初めて”特製”だとわかります。
日本人なら、このメニューの木板で5分楽しめるでしょう。その後きっと、この店で食事をしたいと思う筈です。
ここが、メインストリート(駅前通り)の端です。カフェ ド ドュポンと言うレストランがあります。スイスに来たからには、スイス料理を食べようと、しかし、ヨーロッパのレストランは一人客を喜びません。外食は家族、カップルでするのが当たり前だそうです。店も、雰囲気が壊れるのを望まず。一人客は敬遠されがちだそうです。そういう訳で、本格的なスイス料理は、妻、娘と合流してからと予定していますが、このカフェ ド ドュポンは、一人客でも対応してくれると聞いて、ツェルマットの最初の夕食はここでと考えていました。今はまだ、3時半、店の場所が確認できたので、改めて来ることにします。しかし、目を引いた(思わず微笑んでしまった)のは、この木の板に書かれたメニューです。下に英語、上は日本語です。
日本人なら、このメニューの木板で5分楽しめるでしょう。その後きっと、この店で食事をしたいと思う筈です。
この後は、メインストリート(駅前通り)を戻り、ツェルマット アルパインセンターでスキーパスを購入し、日本人橋まで歩き、スーパーマーケットにも立ち寄るつもりです。