2024年11月5日火曜日

憧れのツェルマット、(10) ホテルバーンホフとツェルマット街歩き の後半

※2019年の話です。コロナ、ウクライナ、円安、中東情勢、etc また行ける日がきて欲しい。世界が平和が一番だなぁ・・・・ 
 

アルパインセンターでスキーパスを買うために、メインストリート(駅前通り)をツェルマット駅方向へ戻ります。
ツェルマットは広大で、国境を越えイタリアのチェルビニアまで滑り降りることが出来ます。なのでスキーパスは2種類,スイス側のツェルマットのみで利用できる「ツェルマット・パス」と、イタリア側も利用できる「インターナショナル・パス」があります。値段はインターナショナル・パスが20スイスフラン程度高くなります。イタリア側に行くためには、標高3820mクラインマッターホルンのグレイシャーパラダイスまで登らなければなりません。天候が荒れれば、ロープウェイは運休し、コースも閉鎖されます。
アルパインセンターで、明日以降の天気を尋ねると、「You are very lucky. The next few days will be especially good.」(貴方はとても幸運よ。明日からの数日は特別良くなるわ)と答えてくれました。今日までの10日間は天候が悪く、閉鎖されたコース・ゲレンデも多かったそうです。二日分のINTERNATIONAL SKIPASSを買いました。明日はいよいよ標高3820mのグレイシャーパラダイスから、標高3300mのテオドール峠を経て、標高2000mのチェルビニア(イタリア)まで滑ります。今まで、スキーでの最高高度は蔵王地蔵岳の標高1660mです。富士山の山頂より高いところからの滑走に不安と期待が込み上げてきます。ちなみに、ツェルマットの標高がすでに1608mです。
SKIPASSはプラスティックでしっかり厚みがありました。
アルパインセンターの横は、とっても高そうな日本料理店
不安と期待が半々になったまま、ツェルマット駅まで戻ったところで、異様な気配を感じて振り返ると・・・
マッターホルンです。低く垂れこめていた雲がきれて、ツェルマットを見下ろしています。
見下ろす姿が「明日、待ってるよ。」と言っているよう、さっきの不安は消し飛んでしまいました。

マッターホルンの姿をよく見ようと、ゴルナーグラート鉄道沿いに、日本人橋方向に歩きます。マッターホルンの反対側(東側)は、まだ低い雲が残っています。

道沿いは、そのまま絵ハガキになりそうなホテルが立ち並んでいます。

大分、明るくなってきた西側斜面です。

日本人橋近く、マッターホルンのが全景を見せています。
金色の後光を背負った、奇跡のようなマッターホルン。
道端には、オープンカフェがあり、ゲレンデ帰りのスキー客が一杯飲んでいます。マッタ―ホルンの威容を見てアドレナリンが湧き出し、飲める気分ではありません。
ひとまず、ホテルへ戻ります。途中でスーパーマーケットにより、明日の朝食を調達します。
物価が高いと言われているスイスですが、スーパーマーケットの値段は日本とそう変わらりません。

ホテルバーンホフのキッチンです。食器、調理器具一通りそろっていて自由に使えます。
この棚のケースに名前を書いた付箋を貼り、個人の食料を入れます。

スーパーで買った、チーズとクロワッサン。
棚の奥は、リビングスペースなっています。

キッチンの横はダイニングスペース、正面のドアの先が乾燥室に通じています。
ダイニングスペースに置いてある鍋に付箋が貼ってあり、Free、作った時間と、使用した食材も書かれています。カップヌードルと合わせて、チェックアウトした客からのプレゼントです。
鍋の中はビリヤニです。少し頂きました、スパイシーで美味しかった。
夕食の為、カフェ ド デュポンへ行きます。時刻は5時半、駅前には高級ホテルの送迎用の馬車が居ます。

谷底の町ツェルマットは既に暗く、クリスマスツリーが本物の雪をのせて光っています。

ホテルのイルミネーションが輝き。
日本のイルミネーションは、これを再現したいのでしょう。

ホテルの庭も教会も輝いています。教会の時計は5時44分あたりを指しています。
さて、カフェ ド デュポンで最初のスイス料理、ラクレットを食べました。
茹でたジャガイモと溶かしたラクレットチーズに、ピクルスを添えただけの単純な料理です。日本でいえば卵かけご飯みたいなもの? 味は、卵かけご飯と同じ様に美味しい。8.5スイスフランです。
満足し、ホテルへ戻り、早々に就寝、明日はいよいよスキーです。
ツェルマットの町は、遅くまで賑やかでした。深夜、目を覚ました時の静寂な駅前。










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